南アフリカの東端に位置し、モザンビーク国境と接している国立公園。ライオン、サイ、ヒョウ、ゾウ、バッファローのビッグ5を初め、チーター、キリン、カバ、シマウマ、ヌーなどのアフリカの主要動物が一通り揃っている。
クルーガー国立公園は、自然保護ならびにエコツーリズムにおいても先駆者的な役割を果たしていますし、環境管理技術、保護手段、環境政策等において世界の指導的な立場にあります。

ケープタウンの象徴、観光のハイライトが、このテーブルマウンテン。岩盤でできた海抜1087mのこんぼ山頂はナイフで横にきったように平らなためテーブルマウンテンといわれています。　テーブルマウンテン全体が国立公園になっており、貴重な動植物が多く生息しています。　ケープタウンの気候は変わりやすくテーブルマウンテンにかかる霧や雲（テーブルクロスとも言われる）の具合で、天気を予測します。頂上まではロープウェイで上がる事になりますが、天候に左右されがちです。

喜望峰自然保護区の周辺には、野生のダチョウ（オーストリッチ）をはじめ、150種類以上の鳥類、バブーン（ヒヒ）、シマウマ、マングースなどが生息していると言われています。更に付近の海にはイルカやオットセイが泳ぎ、運がよければ８月から11月にはクジラも見られる事もあります。歴史的には、最初、1488年にポルトガルのバルトロメウ・デイアスが航路の発見に成功しました。その後。1497年ヴァスコ・ダ・ガマも航海に成功。南アフリカの喜望峰岬沖は、大西洋の寒流と、インド洋の暖流が交わる地点であり、航海の大変な難所“嵐の岬”です。

ケープタウン近郊に、パール・ステレンボッシュ他５つの街が中心となって“ワインランド”を構成しています。果てしなく続く葡萄畑とケープダッチ様式の白い家がのどかに点在しています。（ケープダッチ様式・・・祖国オランダの建築様式にフランス風、インドネシア風の様式が混ざり合ったちょっと不思議な建築様式の事です）ワイン・ランドの中心地でもあるパールには南ア全体のワイン農家が参加しているＫＷＶ（ワイン製造業協同組合）があり、この国の全輸出量の７５％を扱っています。「ケープワイン」と呼ばれる南アフリカのワインは、 次世代を担う新世界ワインの最有力候補。

南アフリカ南西部のコースタル・リージョンは南緯34度、 地中海性気候でワイン造りに適した気候をあらわす”ワインベルト”にも 入っています。そのほかにも、アフリカの豊富な日照量と適度な降水量に 恵まれたウェスタン・ケープ州で カベルネ・ソービニヨン種 、 シャルドネ種 などが幅広く栽培されています。歴史的にも、苗木の持ち込みは17世紀半ばのオランダ人入植にさかのぼり、 その直後のフランス・ユグノー教徒のワイン職人200名の移住により一気に 発展した経緯があります。