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イギリスには世界中のゴルファーが一生に一度はプレイしたい名門ゴルフコースが数々あります。全英オープンでおなじみのコースをご紹介します。
SCOTLAND
スコットランドには全英オープンで有名な名門ゴルフコースが6つあります。
1. セントアンドリュース・リンクス St Andrews Links
セントアンドリュースはあのオールドコースでのプレーだけではありません。
セントアンドリュース・ゴルフリンクスはご存知の通り町が経営する町営のゴルフコースです。オールドコースを含めた7コースの総称がセントアンドリュース・ゴルフリンクスです。
オールドコース以外の6コースはいずれもハンディキャップ証明は不要ですのでレーディスそしてジュニアからシニアまでプレイヤーの実力に合わせて各コースをお楽しみ頂けます。オールドコースは日曜日クローズですがこれら6コースは日曜日もオープンしています。
セントアンドリュースは有名コースだけではありません。ゴルフアカデミーやゴルフの歴史を紹介するゴルフ博物館などがありヨーロッパ最大のゴルフ・コンプレックスです。
日曜日にはオールドコースはクローズされ一般の人々が友人たちや家族ずれで自由にこの世界最古のゴルフの聖地を散策しています。是非一度は訪れたいスコットランドのゴルフと大学の町です。
セントアンドリュース・ゴルフリンクスのゴルフコース
オールドコース Old Course
ゴルフの生誕の地、セントアンドリュースオールドコース。400年前からプレイされていたといわれています。オールド・コースは”あるがまま”を理念としており、”神が造りたもうたコース”と畏敬の念をもって呼ばれています。長い年月をかけて海と強風によって造り上げられた自然の地形をそのまま利用したまさに神の領域とされるゴルフコースです。
ニューコース New Cours
ホワイトティー 6625ヤード・パー71
イェローティー 6362ヤード・パー71
レーデイスティー5992ヤード・パー75
名前はニューコースですが1895年にオープンしたオールドコースに次いで2番目に古コースです。 オールドコースの混雑緩和のために作られたコースで平坦なグラウンドにアンジュレーションがありオールドコースに次ぐ人気の歴史のあるコースです。
キャッスルコース Castle Course
ホワイトティー 6759ヤード・パー71
イェローティー 6376ヤード・パー71
レーデイスティー5460ヤード・パー71
キャッスルコースは2008年にセントアンドリュース・リンクスコースの 第7番目のコースとしてオープンした最も新しいコースです。 他の6コースは互いに隣接していますがキャッスルコースだけは10分ほど離れた海沿いにあります。険しい崖の上の高台に作られたコースでセントアンドリュースの街が一望できる絶景も楽しめるコースですがその立地から風の影響が大きくオールドコースやニューコースなど他のコースと比べても最も難しいコースの一つと云われています。
ジュビリーコース Jubilee Course
ホワイトティー 6742ヤード・パー72
イェローティー 6424ヤード・パー72
レーデイスティー5975ヤード・パー74
ジュビリーコースは1897年にレーディスと初心者を対象にオープンしましたが 1988年にチャンピオンコースにアップデイトされました。その名前の由来はクイーンヴィクトリアのダイヤモンド・ジュビリー(在位50周年)にちなんで命名されたものです。
エデンコース Eden Course
ホワイトティー 6250ヤード・パー70
イェローティー 5869ヤード・パー70
レーデイスティー5450ヤード・パー73
エデンコースは1914年にオープンした自然を利用したバウンダリーや非常に難しいバンカーが特徴のコースですが隣接するオールドコースやニューコースほどの難易度ではありません。特に低ハンデキャプのプレーヤーにとっては楽しみながらこのクラッシク・リンクスをラウンドできると思います。1989年にアップデートされて現在のコースに改良されました。
ストラスタイラムコース Strathtyrum Course
ホワイトティー 5620ヤード・パー69
イェローティー 5004ヤード・パー69
レーデイスティー4705ヤード・パー68
エデンコースの隣に1993年にオープンしたコースで5620ヤード・パー69と短いコースで初心者向けのコースですがバンカーは巧妙にレイアオウトされておりアイアンショトの正確さが必要です。このコースのグリーンフィーはハイシーズンでもジュニア(16歳以下)は£15と安く設定されているためジュニアプレーヤーも大人に混じって多くプレーしています。ティーオフの予約も他のコースに比べてると比較的容易にお取り出来ます。
バルゴヴコース Balgove Course
9ホール 1520ヤード・パー30
1993年にオープンした9ホールのお子さんやご家族連れそして初心者向けに作られたコースです。しかしティーグラウンド、ダブルグリーン、バンカーなどは他のコース同様の高いスタンダードで管理されています。尚、このコースは事前には予約出来ませんので直接コースにて順番待ちでプレー出来ます。夏季のハイシーズンは大人よりお子さんが優先されます。
2. カーヌスティ Carnoustie
1840年にオープンし、これまで全英オープンを7回開催しています。スコットランド特有のリンクスコースで、非常に戦略性が高く、さらに他のリンクスコースにないバリー・バーンと呼ばれる小川が流れており、このバリー・バーンがコースの難易度をさらに高めています。1968年にこのコースで優勝したゲーリー・プレーヤーは「世界で最も難しいコース」と語るなど、全英オープンの開催コースの中でも一番難しく、世界のゴルフコースの中でも5本の指に入る難しさといわれるコースです。
3. キングスバーンズ Kingsbarns
コースは1793年にオープンし、空軍により徴用され、戦争後もそのままリンクスとして放置されていましたが90年代になって、コースデザイナー「カイル・フィリップス」の手により、自然なコースを残しつつ人工の手をいれて作られたことにより本物以上のリンクスの特徴を備えた素晴らしいチャンピオンコースです。セントアンドリュースの町から車で30分弱の距離にございます。
4. ミュアフィールド Muirfield
スコットランドの南東イースト・ロージアンにあり、世界で一番古いゴルフクラブ 「The Honourable Company of Edinburgh Golfers」 のプライベートコースです。1891年にオープンし、過去全英オープンを16回開催しています。 ミュアフィールドはリンクスコースの中ではめずらしいレイアウトで、18ホールのコースは二つのループに分かれており、アウトコースは時計回りで9ホール、インコースは反時計回りで9ホールになっています。各コースの風向きが異なるようになっているため、難易度の高いコースです。2017年3月より女性メンバーも受け入れ始めました。
5. ロイヤル・トゥルーン Royal troon
ロイヤル・トゥルーンはグラスゴーから南西へ約50kmの海岸沿いにあります。1878年にオープンし、1923年に最初の全英オープン開催以来、全9回全英オープンを開催しています。8番ホール 「Postage Stamp 郵便切手」 は全英オープン・リンクスの中で最も短いコース(123ヤード)でありながら、トッププレイヤーも苦戦する難関ホールであるため、世界でもトップクラスの有名なホールです。
6. ターンベリー Turnberry
ターンベリーはスコットランドの西海岸に位置し、全米オープン開催コースの中でもトップクラスの壮大な景観を持ちます。1902年にオープンし、1977年に最初の全英オープンを開催して以来、全4回開催しています。海を越えていく9番ホールが名物ホールとして有名です。隣接するターンベリー・高級リゾートホテルはゴルフコースや海を一望でき、贅沢なひとときをお過ごしできます。